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痛みのない血尿は膀胱がんのサインかもしれません
「血尿が出たけれど痛みがないので様子を見ていました」
泌尿器科外来では、このようなお話をよく伺います。
実際に血尿が出ると、
「痛くないから大丈夫だろう」
「一度だけだから様子を見よう」
と考えてしまう方は少なくありません。
しかし、痛みのない血尿は膀胱がんの代表的な症状の一つとして知られています。
膀胱がんの初期症状は血尿だけのことがあります
膀胱がんは比較的頻度の高い泌尿器がんです。
初期の段階では、
▶痛みがない
▶頻尿もない
▶排尿時痛もない
ということが珍しくありません。
そのため、「血尿だけ」という状態で発見されることがある病気です。
血尿は自然に止まることがあります
膀胱がんによる血尿は、出たり止まったりすることがあります。
実際に、
「一度血尿が出たけれど翌日には治った」
という患者さまも少なくありません。
しかし、血尿が止まったからといって原因となる病気が治ったわけではありません。
むしろ、そのまま放置されてしまうことが問題になることがあります。
血尿の原因は膀胱がんだけではありません
もちろん、血尿があるからといって必ずしも膀胱がんとは限りません。
血尿の原因としては、
✅膀胱炎
✅尿路結石
✅前立腺肥大症
✅腎炎
✅腎がん
✅尿管がん
など、さまざまな病気があります。
そのため、自己判断ではなく原因を調べることが大切です。
どのような検査を行うのでしょうか
血尿の原因を調べるためには、
✅尿検査
✅超音波検査
✅尿細胞診
✅CT検査
✅膀胱鏡検査
などを、症状や状況に応じて組み合わせて行います。
特に膀胱鏡検査は、膀胱の中を直接確認できる重要な検査です。
膀胱がんは早期発見が大切です
膀胱がんは、早期に発見できれば比較的良好な経過が期待できる病気です。
一方で、発見が遅れると治療が大掛かりになる場合もあります。
だからこそ、
「痛みがないから大丈夫」
ではなく、
「痛みがなくても受診する」
ことが重要です。
再発性の膀胱がんに対する日帰り治療について
膀胱がんは、治療後も再発することがある病気です。
当院では、再発性の表在性膀胱がんに対して、レーザーを用いた日帰り治療であるTULA(経尿道的レーザー蒸散術)にも対応しています。
TULAは、すべての膀胱がんに行える治療ではありませんが、条件に合う患者さまでは、身体への負担を抑えた治療選択肢となる場合があります。
当院では血尿の精査に対応しています
当院では、
▶尿検査、尿細胞診検査
▶超音波検査
▶膀胱鏡検査
などを行い、血尿の原因検索を行っています。
また、尿路にがんが見つかった場合には、状態に応じて適切な治療方針をご説明し、専門施設へご紹介を行っています。加えて、画像検査連携を機関病院、並びに画像検査専門施設と行っているため非常に迅速に検査を進めることが可能であり、最短期間での診断を目指しています。
血尿は身体からの大切なサインです。
一度だけでも血尿を認めた場合は、早めの泌尿器科受診をおすすめします。




