2024年5月ゆきがや泌尿器クリニックを新規開院することになりました。私は医師として約15年、主に神奈川県内の病院を中心に診療を行って参りました。
今後は自宅がある大田区に根を張り、皆様と地域のお役に立ちたいと考え、地域に根差した泌尿器科に特化したクリニックを作る決心をいたしました。

泌尿器というと敷居が高く受診しにくいイメージをお持ちの方が多いと思います。いざトラブルが出たときもやっぱり相談しにくい、恥ずかしい、そもそも近くに泌尿器科クリニックが無い、、などの理由から受診できなかったという声を聴くことが大変多かったです。
実は泌尿器科はトイレが近いなどの生活の質に関わる身近なお悩みだけでなく、かなりの割合をがん診療が占めています。しかし先述したイメージが強いので受診をためらってしまう。恐ろしいことに泌尿器がんは他の領域の病気と比べてとても見つかりにくいという特徴があります。

もっと早く見つかったかもしれない病気の治療が間に合わず救うことができない。そんな悔しい思いを本当に沢山経験してきました。病気に罹ることはご自身が悪い訳ではありませんし完全に避けることができないことも明らかです。
もし悪い病気になってしまったとしても発見が早く、治療に入るまでの期間が短いほど良い結果が得られる可能性が高いことから、自分なりに行き着いた一つの結論は早期発見とそのために欠かせない『自分のからだメンテナンス』の意識を各個人が持つことではないかと考えました。御自身が誰より自分のからだに目を向け、一早く異常のサインを感じてあげることが何より大切です。人生100年時代と言われる現代、皆様は最高の相棒である自分のからだの声を常に聴いてあげていますか？

誰でも調子の悪いこともあると思いますが『もう歳だから、、』なんて無意識に諦めていることはありませんか？日々小さなことを積み重ねていくことが大きな症状、病気の回避となり、更には生活の質の向上に繋がってゆく、たとえ高齢であっても当たり前を諦めること無く健康に過ごしていただきたい。そのお手伝いをさせていただければ何より嬉しく思います。症状が悪い時だけでなく、泌尿器関連のことで少しでも気になることはいつでも相談できる街の専門医。

私の持てる知識、技術は全て皆様のためにあります。自分も受けたいと思えるようなそんな心地の良い医療を提供できるクリニックを目指して進化してゆくことをお約束します。
今後ともよろしくお願いいたします。