夏は感染症の季節!ぼうこう炎の予防について|ゆきがや泌尿器クリニック|大田区東雪谷の泌尿器科、石川台駅徒歩2分

〒145-0065東京都大田区東雪谷2-23-10
03-6451-7622
ヘッダー画像

コラム

夏は感染症の季節!ぼうこう炎の予防について|ゆきがや泌尿器クリニック|大田区東雪谷の泌尿器科、石川台駅徒歩2分

 

夏場に多い「膀胱炎」と正しい水分摂取のコツ

― 泌尿器科医が教える夏の健康管理 ―


夏は膀胱炎が増える季節です

暑くなると汗をかくことで体内の水分が失われ、尿量が減ることをご存知ですか?
尿が減ると、膀胱内に細菌がたまりやすくなり、膀胱炎を引き起こすリスクが高まります。
特に女性は尿道が短いため、膀胱炎になりやすいといわれています。


膀胱炎ってどんな病気?

膀胱炎は、膀胱に細菌が入り込んで炎症を起こす病気です。
代表的な症状は次のとおりです。

  • 排尿時の痛み・違和感

  • 尿の回数が増える(頻尿)

  • 残尿感

  • 下腹部の違和感・痛み

放置すると症状が悪化したり、腎臓にまで感染が広がる腎盂腎炎に進展することもあるため、早めの受診が大切です。


水分不足は膀胱炎の大敵

夏は体から大量の汗が出て、知らないうちに軽い脱水状態になりがちです。
その結果、尿が少なくなり、細菌が洗い流されにくくなってしまいます。
膀胱炎予防のためには、適切な水分補給が欠かせません。


正しい水分摂取のコツ

1️⃣ 1日1.5~2リットルを目安に
 汗をかく夏は、普段より多めの水分摂取が必要です。
 目安は 1.5〜2リットル/日。こまめに分けて飲みましょう。

2️⃣ 水・麦茶・白湯が基本
 糖分やカフェイン、アルコールを含む飲み物は利尿作用が強く、かえって脱水を招くことも。
 基本は 水・麦茶・白湯 がおすすめです。

3️⃣ 寝る前・外出前の一杯
 特に 朝起きたとき・寝る前・外出前 には意識して水分をとるようにしましょう。


こんな症状があれば、早めに受診を

  • トイレが近くなった

  • 排尿時に痛みがある

  • 残尿感や下腹部の違和感が続く

これらの症状がある場合は、自己判断せずに、早めの受診をおすすめします。
膀胱炎は、適切な治療を受ければ早期に改善する病気です。


最後に

膀胱炎は誰にでも起こりうる身近な病気ですが、日々の水分管理早めの対応でしっかり予防・対処できます。
夏の暑さが本格化するこの時期、ぜひご自身の水分摂取を見直してみてください。また怪しいなと思ったらいつでもご相談ください