その尿漏れ、あきらめる前にご相談ください|ゆきがや泌尿器クリニック|大田区東雪谷の泌尿器科、石川台駅徒歩2分

〒145-0065東京都大田区東雪谷2-23-10
03-6451-7622
ヘッダー画像

コラム

その尿漏れ、あきらめる前にご相談ください|ゆきがや泌尿器クリニック|大田区東雪谷の泌尿器科、石川台駅徒歩2分

その尿漏れ まだ治療可能かもしれません

 

尿失禁にはどんなものがあるの?

『尿失禁』皆さんはこの言葉を聞いたときどのような状況を想像しますか?尿失禁はタイプにより大きく4つに分類をされます。「切迫性尿失禁」「腹圧性尿失禁」「溢流性尿失禁」「機能性尿失禁」に分類されています。日常診療の中で特に代表的な失禁のタイプである切迫性尿失禁と腹圧性尿失禁の区別がなかなかご自身で判断が付かず、困っているような方を多く見かけます。トイレが近くて困っているということでお話を伺っていると、実はトイレが近いというよりはせきやくしゃみしたときに漏れていることで間に合わない、トイレに行こうとおもったと同時に出てしまう。ということを『トイレが近い』と表現される患者さんが多いようです。

 

なぜそもそも尿失禁をするのか?

これは男性と女性によって一部原因が違います。男性は簡単に言うと尿道が短くなってしまうことで強い圧力に耐えられない、腹圧性尿失禁が圧倒的に多いです。これは主に前立腺全摘除術という前立腺癌の治療後に起こる現象です。近年の手術技術の進歩により全体の80-90%の方は失禁を気にせず過ごすことができますが、10%程度、どうしても尿漏れバットから離れられない生活をしている方もいます。女性に関しては骨盤底筋のゆるみにより尿道の角度が変わってきてしまう、このことで強い圧力に耐えられなくなり失禁をしてしまう。そして男女共通のタイプとしては膀胱過活動といって、膀胱の過敏性が何らかの原因で上がってしまい、トイレに向かう途中で出てしまう切迫性尿失禁がメインとなります。

 

治療はどのようにする?

一般的には治療としては生活習慣指導(減量、骨盤底筋体操指導)、投薬、手術があります。お薬を使う治療は、膀胱の過敏性を落としてあげて尿をたくさん貯めれるようにする薬剤であるβ3刺激薬や抗コリン薬といった種類の薬剤を使います。すぐに始められて患者さんにとっては負担がないのですが、残念ながら筋肉の緩みや物理的要因によって起こってくる失禁には効果は十分出ないことが多いです。そうなると次は手術療法です。TVT、TOTといわれる尿道スリング手術が代表的なもので非常に高い効果があります。ただ、やはり手術ですので入院をするための時間の確保や合併症が気になるという人もいると思います。ご自身に合った納得できる治療を主治医の先生とよく相談して決めることが大切です。

当院では投薬に加えて積極的に骨盤底筋を磁気でトレーニングをすることで骨盤底筋禁量を増やし失禁をコントロールする『スターフォーマーPro』を使用し積極的に治療を行っています。服を着たまま座っているだけでトレーニングができるという次世代の先端医療機器です。投薬をはじめとした既存に治療に加え、自費診療とはなりますが、選んでいただける治療選択肢が増えることは患者さんにとって大きなメリットであると考えています。筋肉痛以外の副作用がほとんどない点も大変優れており、多くの患者さんにご利用いただいております。ご興味がある方はぜひご受診いただければ一緒に考えさせていただきたいと思いますのでご相談ください。